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文明のあり方

自然を観るとほっとしますね。

物理的にも精神的にも自然の存在、関係性は人間にとっては必要不可欠ですよね。写真は高雄の桜、京北の自然。そして、今日元気なツバメたち(早すぎて写真撮るのが難しかった笑)。

コロナとどう共生していくか、自然の中で生かされている身としての人間にとって、「表土とウィルス」や「うみやまあひだ」で示唆的に描かれていると思います。

森、山、地中から川、海まで、多様性と循環のある自然の連環。そこから生まれる生きとし生けるものたちが共生共栄できる恵み。どちらも土壌の多様性をつくることの重要性、先人はそれを既にやってきていたことを訴えていると思います。

大学院の時に水や電気などエネルギーを建築内で循環させ、どこでも生活できる建築、都市、社会のあり方を構想していましたが、今こそ、都市型定住文明から里山型半移住文明へ舵を切るべき時が来ているのではと僕は感じています。

せいぜい5000年ほどの歴史しかない定住文明が始まってから、”つくられた”法律、人為的な支配構造や富の奪い合いから戦争など様々な問題が起こり始めたのも一つ、見直すべき時に来ているでしょう。縄文文明は1万年以上続きましたが、今よりも格段に大きな気候変動に柔軟に応えた集落のつくり方、春分夏至秋分冬至などを正確に把握できる石造カレンダー、食料の自給、精神的に豊かで、争いのない平和な生活をしていたことが遺跡からわかっています。それは自然界をよく観察し、人為的に”つくられた”ものではなく、宇宙、自然、そこで生きている人間に働く法則に気づいていたからでしょう。気候変動も含めて、根本的な課題解決には今の文明のあり方を見直す必要があると思います。

表土とウィルス

https://synecoculture.org/blog/?p=2640…

うみやまあひだ

https://umiyamaaida.jp/

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