開かずの庭の再生
今年、家の周りの環境再生を進めていますが、昨日は今まで手をつけたくてもつけられずにいた開かずの庭?の再生をしました!
いつも手伝ってくれている茶人の知り合いが手伝ってくれ、草を刈り、生い茂った木々を剪定して、少しずつ開拓していきました。
裏山の池から水をひいている池の周りはもともと回遊することができていたと、前に家主の御兄弟に聴いたことがありますが、家主不在で長年放置されていた庭は草木が生い茂り、ジャングル状態、というよりもお化け屋敷状態になっていました
家は人が住まないとあっという間に朽ちるというか、自然に還っていきます。おそらく自然由来と人由来の微生物やエネルギーのバランスが崩れ、自然由来の微生物やエネルギーだけになり、一気に自然に還っていくのだと思います。茅葺屋根も5年も経てば自然に還っていきます。それはそれでとてもいい建築のあり方だと思い研究してきたのですが!
地球も人類がいなくなれば数十年で都市も含めて自然に還るそうです。核やプラスチックはそうはいかないんでしょうけど…
この家も、自分がここに入るまでにまさに自然に還りつつあった家が少しずつ再生されていってます!
この庭も自分もあまり触れたくないなと思いながら、いつか再生していい庭に戻せたらと思っていましたが、知人が手伝ってくれ、ここをお茶のできる茶庭にしようと話していました。そして、昨日ついに、開かずの庭に手が入りました!
池の角には祠もありました。お祈りをして、さらに草木を剪定していくと、陽も入り、風も流れるようになり、心地よい空間に近づきました!
草や苔の下には池の橋につながる敷石も発見し、発掘のような感じでした笑
茅葺きの結も同じだと思いますが、一人では辛く、なかなかできないことも、何人かでやれば楽しく、やりがいをもってできるのは本当に大切でありがたいことだなと改めて思いました。
お盆にこんなことをしているなんて、徳が上がりますね~なんて話もしながら笑
昨日は朝から先祖の顕れと言われる黒いトンボが家の中に入ってきて、しばらく滞在していましたが、この家のご先祖さまや亡くなった家主さんが天国で喜んでくれているような気がしました。
また少しずつ再生、整えていって、人が集える素敵な空間にできればと思います。