京都の中心部から車で一時間ほど北に行くと、平安京をつくった里山、山国(現在の山国、黒田地域に限定)という地域があります。
ここがなければ今の京都はないし、大嘗祭の姿も変わっていただろうし、日本の歴史や姿は大きく異なるものになっていたでしょう。
その山国の茅葺屋根の数値的変遷を改めて計算すると次のような結果になりました。
茅葺きの状態の屋根昭和中期:135棟以上
平成19年(2007年):18棟
令和3年(2021年):14棟(うち数年前に新しく茅葺になった件数:1棟)
このままいくと・・・
令和13年(2031年):?棟
茅葺屋根の件数を減少させずにトタンから茅葺に戻したり、現代建築としての茅葺きや内装、茅葺きアートも提案しながら増やしていきたいといくつかプロジェクトを立ち上げようとしています。
写真は数年前に新しく茅葺になったNPO法人ふるさと京北鉾杉塾の茅の家。
以下は今、関係者と話して進めようとしているプロジェクトたち。
どのくらい実現できるかは分かりませんが(資金と時間、マンパワー求む)、
・茅葺の循環性(二酸化炭素を吸収し最後は田畑の肥料に)
・環境改善機能(空気、水、土壌の浄化)
をうまく生かして、
・デザイン性もある
・人、地域、自然の好循環をつくり出せる
そんなしくみ、形を提案していきたいと思っています!
◎本質的な暮らしの体験ができる原点回帰、里山リゾート
◎縄文住居から現代住宅までの各時代の住まいを宿泊体験でき、これからの住まいを一緒に考える場
◎伝統技術、地域資源を生かした移築転用でき、気候変動にも対応できる千年続く建築都市
◎コロナにも強い?茅葺き健康住宅
◎免疫力を高め、ストレスを低減させてくれる高周波マッピング
◎都市建築にも使える最後に肥料になる茅の新素材、建材
◎移動可能茅葺き建築、バンライフカー
◎夏涼しく冬あたたか茅葺きカー
◎茅葺きのバス停
◎茅葺きの茶室(茅+北山杉。地域交流施設)
◎都市建築に使える茅葺き外断熱・苫による屋上農園
◎ハイジもびっくり茅葺きベッド
◎カブトムシ量産計画(古茅はカブトムシが大好きな巣になる)
興味のあるかたはぜひこちらにコメントを!