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ビオトープづくり①

山の水を使ったワンヘルスの庭づくり

この前、家の前の放置された畑を山の水を使った田んぼに変えるワークショップをと投稿したのですが、その後、どうせならば人の健康と地域の憩いと癒しの風景づくり、山菜のように放っておいても食べれる食物づくりができる場にしようとプランを変更し、週末に静岡の知人が来てくれ、1日で水の流れをつくることができました!

草がぼうぼう生える場所で、ただ草刈りを1年に何回もするのも労力の無駄だし、山からは一年中枯れることのない水が流れているので、何か有効活用できないかというところで考えた活用プランです。
できるだけ、材料や道具も新たに買ったりせずに今あるものを使って(隣の方のご協力が大きいですが笑)つくることを考えていましたが、あらかじめ大方の図面を考えておき、当日、耕運機で掘りやすくし、スコップで水路を掘り、パイプを伸ばして山の水を流しました。
土地の勾配を把握して、水が流れるように勾配をつくるのが一番難しかったですが、4時間ほど作業して、水を流してみました。
すぐに途中で止まってしまうんだろうなと思いましたが、なんと一発で成功!

幼稚園の頃に家の庭で山をつくって、ジョウロで水を流して川をつくって、道路を引いて、家や学校、お店をつくって、PCのマウスくらいの大きさの石を拾ってきて車に見立てて街づくりゲームを姉や幼馴染を動員して遊んでいた頃を思い出し、そんなことを話していたら、これこそ、大人の土木遊びだとワイワイ言いながら楽しく作業してました笑
大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいいスケールで、耕運機やレーザー水準器なども使うという子どもにはできない大人の土木遊び・・笑

日が経つごとに環境に馴染んできて、山の水の冷たい水の流れのあるところ、偶然できた水がたまり陽であたためられイネを植えるのにちょうどいいところ、陸、水、陸と水の中間領域、草が近いところ、茅を仕込んでいたところと様々な環境をつくることができています。
家の周りの他の放置されている土地も含めて、その環境に合わせて、山菜ように手間のかけずに収穫ができる食べ物を植えていこうと思います。
クレソンやイネ、ひまわり、ソバ、サトイモ、セリ、空心菜、季節の花などなど考えています。

さっそく、手伝ってくれた國弘さんが活動している「ひまわり笑顔だね(種)プロジェクト」でいただいたひまわりの種を植え、今日、隣の人がサトイモを植えたらいいとくれたり。
なるべく苗などを買うのではなく、つながりでいろいろと植えていけたらなと思っています。

アメンボやトンボ、カエルが早くも住み始めたり、生物多様性もつくって、山から庭、用水路、川(弓削川、桂川、淀川)、海のつながりもつくれたらと思います!
水が入るところ、流れているところ、用水路に出るところからは高周波(免疫を上げ、ストレスを下げ、精神疾患の改善にも効果がある。イギリスのBBCにも昨年茅葺きの高周波について取材され3月に世界放送されましたが、昨年設計した障がい者福祉施設のランドスケープにも湧水を使った水路、水車、ビオトープを計画していました。今回はその一部のアイディアを応用しています)

今まで人と自然の双方の健康、環境、循環、調和を考えて、これからの仕事や活動にウェルネス(Wellness)という単語を使っていましたが、人も自然の一部、みな健康にという意味で、禅の「一」や「円相」などにも通じますし、調和や平和というイメージももちやすいですし、ワンヘルス(One Health)という語がいいかなと最近考えていました!

今はトタンやパイプなど仮に使っていますが、少しずつ自然素材に変えていって、水車を置いたり、足湯ならぬ足水処をつくって屋根は茅葺きにしたりと、庭はこれから少しずつ進化させていきたいと思います☆彡

また今週末にワークショップで庭づくりを行うので、もしご関心のある方はご連絡ください!

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