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ITERプロジェクトについて

約30か国が参画している人類史上最大のプロジェクトで、国際機関ITERによって進められています。

核融合エネルギーは日本ではあまり知られていませんが、海水を利用した未来の持続可能なエネルギーとして世界中から注目され、世界中の研究所や大企業、スタートアップ企業などで研究開発が行われています。ITERプロジェクトはその中でも最大級のプロジェクトで、冷戦終結前にアメリカと旧ソ連の協定から始まりました。日本では2011年3月の東北大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故による甚大な被害が起き、今もなお、苦しい思いや世界的な懸念が続いており、地震が多い日本でこれ以上、原子力を続ける国のエネルギー政策には限界があり、地球環境に悪影響のある火力発電を続けることにも、また、再生可能エネルギーにすべて移行するにも時間がかかるため、核融合エネルギーは原子力に代わる一つの代替策として注目されています。実現できれば人類の未来を変える大きな一歩になるかもしれません。しかし、まだ商業利用には遠く、課題が多いのも現実です。

今では大きな核融合炉が必要ですが、将来、小型化ができれば、エネルギー問題の解消に役に立ち、将来の気候変動に対応した移動可能な建築や都市をつくるために生かせる技術になる可能性もあるかもしれません。


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出典:ITER機構

出典:ITER機構

出典:ITER機構